カリオット

THE GAMEのカリオットのレビュー・感想・評価

THE GAME(2014年製作のドラマ)
4.2
冷戦期1970年代が舞台のスパイもの。そこは深い深い闇に包まれた世界。

派手な盛り上がりはないものの、常に緊迫感がある。Mole(モグラ)は誰なのか。得体の知れない敵(KGB&共産主義)との先の見えない闘い。盗聴、監視、尾行、情報収集…現実はこんな感じで"地味"なのだろう。見応えあってかなりハマって見てた。さすがBBC。

暗雲が立ち込めるロンドンで、全員陰気な顔してる(褒めてる)。致死量のイギリス人を摂取しましたね。チームの面々も個性的。特にBobby、労働者階級嫌悪、常に嫌味と皮肉、典型的な上流階級英国おじさん。ワロ。天才オタクだけどちょっとコミュ障なアランもかわいいね(可哀想…)。一番有能なのはウェンディだったのでは!?

主人公の目が底知れない深淵の闇に包まれている。このドラマの世界みたい。ダークな碧い瞳に吸い込まれてしまいそうだ。
トムヒューズを初めて見た。端正な顔立ちも相まってマジでカッコいいな。惚れちゃった。

愛は人の最大の弱点なのだ…。
カリオット

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