MIDORI

THE GAMEのMIDORIのレビュー・感想・評価

THE GAME(2014年製作のドラマ)
3.8
怪しげなメロディが流れるオープニングや冷戦時代のピリピリ感など、緊張感があって面白かったです。一瞬目を話すだけで話がどんどん進んでしまうため、一秒も見逃せませんでした。

当時のイギリスは、1950〜60年にかけて“ケンブリッジ・ファイブ”というケンブリッジ出身の政府高官がソ連のスパイだったという恐ろしい事件があり、冷戦=アメリカVSソ連というイメージですが、イギリスもかなり被害を被っていた背景があり、今回もソ連のスパイだった大学教授がイギリスに寝返りたいという相談をしたことからストーリーが始まります。

尋問担当ジョー(トム・ヒューズ)、MI5長官“ダディ”(ブライアン・コックス)、諜報部長ボビー(ポール・リッター)、考察力担当サラ(ヴィクトリア・ハミルトン)、サラの夫で通信担当アラン(ジョナサン・アリス)、ロンドン市警公安課ジム(ショーン・ドゥーリー)、“ダディ”の秘書ウェンディ(クロエ・ビリー)。

KGB大佐のアルカディが資本主義へ寝返りたいという申し出があり、アルカディはこれからイギリスで起こる“ガラス作戦”を阻止するため、ジョーにKGBからの連絡方法について話します。ジョーはMI5でこの作戦を阻止するためのチームを創設しますが、次々と情報が漏れていきます。後半ではMI5内にKGBのスパイがいると判明しますが、一体誰がスパイなのか?というストーリーです。

誰も笑顔を見せないスリリングなスパイドラマで、特に主演のトム・ヒューズの目が良いです。

最後にジョーはどうなってしまうのかと思いましたが、“ダディ”はやっぱり気づいていた!さすが〜!

ミニシリーズですが、とても面白かったです。
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