なんだか知らないけど、このドラマにはやけに泣かされます。脚本がいいのか、キャストが上手いのか・・・。普段は「泣かせよう」とするシーンとか却って興ざめするのですが、これはしょっちゅうウルウルウルウルしてしまいます。

シーズン２は、リンチにあったダニエルが、昏睡状態の中で見る夢が泣かせました。監獄で隣の監房に入っていたカーウィンと仲良くなる。犯罪を犯した／犯さなかった、どんな犯罪を犯したかに関わらず、２人はお互いをいい人間だと思い、尊敬し合う。

夢の中でダニエルは、カーウィンを自分に取って大切な場所に連れて行く。でも２人ともこれは夢で、現実ではないことを分かっていながら交流する。

カーウィンもとてもいい人だと思うし、ダニエルが外の世界で葛藤し、カーウィンを好きな気持ちが良くわかって、なんだか泣いちゃうんですよね〜（笑）！

こういう夢のようなシーンがところどころにあって、シーズン４の最終回には「これは全てダニエルが死刑にされるとき、死ぬまでに観た夢だった」ってオチになるんではないかと思わされる。

そんだったらヤダな〜！！ダニエルが可哀想すぎる。

シーズン２は中盤、ダニエルが街の色んな人と交流する話がちょっと中だるみします。ダニエルはやっぱ人とズレていて、愛情や感謝を示したいと思ってやることがみんなに疎ましがられたりして可哀想なんだけど。

あと、ダニエルが罪を問われていた19年前の強姦殺人事件はやっぱり冤罪だった説が強いのですが、その辺が少しだけ明らかになってくる。なんだけど同時に、罪を認めてしまって司法取引をした方が得、っていう側面もある。

そこで色々揺れ動くので、ダニエルがやった可能性も覆せないところがミステリーがあって面白い。

シーズン３も楽しみ！

そうそう、忘れてた！いくつかのエピソードは、スティーブン・ジレンホール、ジェイク・ジレンホールのお父さんがディレクターをしています。

当時の事件が少し分かり始めてきた。
にしても見ていてシンドイ部分も多いしダニエルを挑発せんでくれとか何を考えているかわからないから怖く見える時もある。

変なカップルみたいなのがダニエルを元死刑囚って事で写真を撮るところは腹たったわ。
珍品ってなんだよ！しかもなんて失礼なヤツだ！

そしてカーウィンの家族に会いに行ったとこはなんとも言えない気持ちに。カーウィンの母親からしたら会いたい気持ちもあっただろうけどウチの息子は...。みたいなのもあるよね。

じっくり丁寧に登場人物のそれぞれの心情を描いていきます。あっと驚くような展開はないけれど、役者さんの演技も上手くて見入ってしまう。

そうか、ダニエルは時を止めてたんだね。逃げてたのか。彼のキャラクターなら、そうするだろうなと納得。
シーズンのラスエピでクリストファーという新たな名前も浮上。真犯人はいったい誰なんだろう？
次のシーズンは大荒れな予感。早く観たい。

今シーズン、刑務所での親友の実家に行って彼の家族と触れ合うシーンが一番泣けた。