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傷だらけのラブソングの羊のレビュー・感想・評価

傷だらけのラブソング(2001年製作のドラマ)
3.2
再放送で久しぶりに鑑賞しました。中島美嘉さんのデビュー作という事と歌声が素晴らしかった事は覚えていましたが内容は殆ど記憶にありませんでした。今観ると非常に古臭い作風と中島美嘉さんの見た目とのギャップが、なかなか衝撃的です。内容は至ってシンプルで、落ちぶれた元売れっ子音楽プロデューサーに人生絶望したヤンキー娘が才能を見出されて共にどん底から這い上がり成功していくシンデレラストーリーです。音楽業界への偏見を誇張した設定もサブスク、SNS時代の今ではもはやどっちでもいいおとぎ話なので、今の若い世代の方が見てもわからない世界観だとは思いますが、こういう時代らしきものがあったんだよってのを理解出来ればそれなりに楽しめる内容だと思います。

演者に関しては他にも書かれてる方がいますが、とにかく加藤あいさんの演技が酷くて気になります。酷いのにセリフと出番が異常に多い。恐らく当時、ヒロインの中島さんと同等かそれ以上に推されて(売り出されて)いたのかなと推測されます。中島美嘉さんはヤンキーから美少女が漏れてるくらい可愛かったですね。それであの歌唱力ですから、そりゃ売れますわな。高橋克典さんは今と変わらないあの感じで適役だと思います。あとは今は見かけなくなったり、亡くなられた役者さん達がちょこちょこ観られて懐かしかったな。若かりし頃の玉木宏さんや佐藤二朗さんがちょい役で出ていて驚きました。
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