ばんがど

仮面ライダー アギトのばんがどのレビュー・感想・評価

仮面ライダー アギト(2001年製作のドラマ)
4.4
連続活劇の名作。
エヴァや海外ドラマ的な謎が謎を呼ぶストーリー展開と魅力溢れるキャラクター演出。踊る大捜査線にパトレイバー にレスキューポリスシリーズなG3パート。本来の仮面ライダー的な孤独なギルスパート。ほんわか日常系なアギトパート。それらをぐるぐる回しながら、あかつき号と真魚パパ殺人事件を軸に、サイボーグ009やX-MEN2よりも先んじたラストへメインストーリーがガッツリリードしていく。出し惜しみすることなく次々切られていくカードに虜になってしまった。ホントに素晴らしい。
予算的には苦しかったのか、前作クウガの方が贅沢なカットが多いが、逆に凝りに凝ったカットやカメラワークが多く、僕はこちらの方がかなり好み。
平成ライダー史上最高視聴率をたたき出し、シリーズ最初で最後のゴールデンタイム放送まで成し遂げたのもうなずける。この後平成ライダーは玩具を売ることを最優先しコミック化されてしまったのが非常に残念。本作が海外ドラマにガチで挑める最後の和製SFミステリードラマかもしれない。
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