このレビューはネタバレを含みます
子どもの頃、生まれて初めてかっこいいと思ったのが真田広之さん。
このドラマが2001年の放送だから、真田広之さん40歳くらい、鈴木京香さん33歳くらいのときか。2人とも色気があって美しい。米倉涼子さんの役柄ダンサーを目指す女性もピッタリ。20年以上前となると社会状況もずいぶん昔なんだなと感じる。
真田広之さんはこのドラマのあと、ラストサムライに出演して海外に行かれてのでそういう意味でも貴重な作品。
ずっと前にこの作品をちょっと観たことがあったけど、良さがあんまりわからなかった。それはそうだと思う。主人公たちの年齢に近い今、よりわかる。
ヒカルは本当は自分がやりたいことを思いっきり満足するまでやって結婚すればよかったのかもしれないけど、子どもを授かって洋介と結婚。チカコも思わぬ妊娠。でもその運命のいたずらみたいなものに戸惑いながら自分たちのベストの人生を見つけてゆく。
映画「トスカーナの休日」を思い出した。最後の洋介の言葉通り、未来が満足するものであれば過去も良いものとなる。
オセロみたいに途中黒ばかりで嫌になっても未来に白が有れば、その前の駒も白にひっくり返る。洋介は3回目の結婚をするかもしれない。1回目、2回目の妻も両方を最終的には希望を叶えてあげた。味わい深い人生になっっていると思う。