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氷点2001のmoonriverのレビュー・感想・評価

氷点2001(2001年製作のドラマ)
3.7

自分の近くにいる人が太陽で”生きている”人であればあるほど、自分の影をより強く感じることって あるよね

明るく聖母のように優しい陽子という存在が、より母親を苦しめる
母親は陽子を憎んでいるというよりかは
何の罪もない陽子を許せないと思い込んでいる自分を憎んでいる

憎しみは自分との葛藤そのもので
陽子への愛が一瞬にして消え去ったのではなく、憎しみに覆われてしまった愛に気付かなかっただけ

人は、誰が悪いとかそう簡単に決められないことに罪の意識を感じるし、誰も悪くないことがずっと許せなかったりする
人間の心を善悪でくっきり判断できたなら
愛も何も生まれなかっただろうな
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