自分の近くにいる人が太陽で”生きている”人であればあるほど、自分の影をより強く感じることって あるよね
明るく聖母のように優しい陽子という存在が、より母親を苦しめる
母親は陽子を憎んでいるというよりかは
何の罪もない陽子を許せないと思い込んでいる自分を憎んでいる
憎しみは自分との葛藤そのもので
陽子への愛が一瞬にして消え去ったのではなく、憎しみに覆われてしまった愛に気付かなかっただけ
人は、誰が悪いとかそう簡単に決められないことに罪の意識を感じるし、誰も悪くないことがずっと許せなかったりする
人間の心を善悪でくっきり判断できたなら
愛も何も生まれなかっただろうな