ホワイトハウスの内閣から、急遽外されたフランシス・アンダーウッドの復讐・野望の物語。
単なる野望なら問題ないが、頭脳を活かして、汚くずる賢く汚職しまくり、のし上がる。現代の政治とカネというところをこれでもかと演出している。
1番の見どころは、なんといってもフランシスの完璧な作戦である。視聴者をも驚かす策で、日の打ちどころがない。
そして火消しや裏付け、圧力など惜しまんばかりの権力をふるってくるところも面白さを加速させる。
妻のクレアや新聞記者かつ愛人のバーンズなど、みーんな真っ黒。その中でシーズン1ながら、バーンズはついにフランシスを裏切る。といったところで終わってしまったので、続きが観たくなるように設定されていた。
ゆったりとした内容で、重厚感のある音楽で重そうに演出しながらも、1話で毎回完結させて次の物語にいくという、わりと初心者にも見やすいテーマだと感じた。
この後の展開として、フランシスの計画は崩れるのかが焦点。その他にも伏線は沢山あり、ジリアンとの対立やレミーとの関係性、それからクレアが墓地で会ったおばさんや、門の前にいるおじいさんの言及など、なされていない謎が沢山ある。
シーズン1は素晴らしかった。間違いなく。