上海十月

ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン 3の上海十月のレビュー・感想・評価

4.1
だんだんドラマと現実が近づいてくるのがおっそろしー。ヒラリーVSトランプの史上最低な戦いを繰り返している。超大国アメリカの終焉を観るかのようだ。このシリーズ前二作は、大統領に上り詰める変態夫婦という感じで面白かった。変態でありながら職務をまっとうしようとするのが面白い。この夫婦に子供がいない、彼らの子供は、職務と成果だと小説家が書くのは、言い得て妙だ。今作は、前半のロシアがらみで面白くない。後半ようやく民主党候補で女性大統領候補が出てきて対立し政治的駆け引きが始まるとがぜん面白くなってくる。そしてダクの戦線復帰してくる。この辺りもなかなか悪魔的に戻ってくる。そして変態夫婦にも隙間風が吹いてくる。視聴者に話しかける演出は、オリジナルであるイギリスのTVドラマにもあったが、元ネタは、「リチャード3世」のようですね。
上海十月

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