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プリーチャー シーズン4のvdkdのレビュー・感想・評価

プリーチャー シーズン4(2019年製作のドラマ)
4.8
ファイナルシーズンとして最初から見始めたので序盤から中盤にかけての引っ張りのペース配分や中弛みに心配を感じる部分も多々あった。これも原作未読故に比較出来ないが打ち切りの事情を考えるとかなり振り切ったエンディングになったような印象。カスターと神の最後の会話など当初から綿密に計画していたのか納得オブ納得な終わり方を最終話で畳み掛けたのが圧巻。

全シーズンを通して原作にあるガースエニスのヒーローや神に対する尽きぬ疑念やプロデューサーセスローゲンの普段のコメディ要素とは違うコミック的な人間賛歌が結実した不思議なドラマであった。流行りのザ・ボーイズを観ている人にはむしろこっちの方がハマる人も多いのでは...。
視聴率低下もあってか途中から新規ファンを宣伝として上手に呼び込めなくなってしまったドラマだったがシーズン1から追ってきたファンを裏切らない素晴らしいファイナルシーズンであったと思う。

円盤が出ないのでアマゾンプライムから外れたタイミングで幻のドラマとなってしまう未来が見える...。円盤出して〜
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