ウシュアイア

ラブコンプレックスのウシュアイアのレビュー・感想・評価

ラブコンプレックス(2000年製作のドラマ)
4.0
久しぶりに古いドラマをFODで観た。

世紀末に放送されていた唐沢寿明主演のブラックコメディ。

大手電子機器メーカーの役員秘書室内で横領事件が発生し、警察沙汰を嫌った専務により調査のため竜崎ゴウ(唐沢寿明)は秘書室長として、真行寺アユム(反町隆史)とともにが送り込まれる。横領の疑いがかかっている七人の秘書はそれぞれ心に闇を抱え、極度の男嫌いで、ゴウとアユムを追い出して自分たちの都合のいいようにしようと目論んでいた。一方で、ゴウは仕事ができるようで実は口八丁手八丁で人の手柄を横取りする上に女性関係にだらしなく、アユムは優しいイケメンでモテそうだが、実は母親へのコンプレックスから女性と深い関係を築くことができないタイプであった。そんな二人と七人の秘書の対立により、混沌とした事態に発展していく。

秘書役は木村佳乃、小雪、りょう、高橋ひとみ、伊東美咲、西田尚美、一戸奈未という錚々たる顔ぶれ。

アユム(反町隆史)は鬼塚英吉の如く次々と秘書たちの心の闇を打ち払い、という展開にはならない。ヤバい人物役の演技で定評がある唐沢寿明や木村佳乃に文字通り食われてしまう。

放送から20年経っているが、その時に描かれた生きづらさってあんまり変わっていないのかもしれない。
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