このレビューはネタバレを含みます
同監督作品『東京女子図鑑』と同じく、田舎から出てきた女の子が歳を取りながら精神的に葛藤し、その過程で周囲との歯車が合わなくなってひどい状況になる、みたいな話でした。
今回は中盤の鬱パートが長く重く、見てて結構辛かったですが、ギリギリハッピーエンド(?)で耐えました。
これから起こる(といいなと僕が思っている)結婚生活の先取り学習ができて、ふんわり持っていた大人になることへの幻想がしっかり角を持って具体化されました。
作中の問題(夫婦関係と両家関係)が両方「久美子がブチギレる」ことでしか解決していませんでした。これは久美子が問題を1人で抱え込んでたり、全容を明かせる人間が周りにいなかったりしたことが原因です。
一般化すると「問題を放置してるとパワープレイで解決せざるを得なくなるよ」という"発動者"的には耳の痛い話でした。
「可哀想」というのがテーマの一つでしたが、それについて考えていたらよく分からないままお昼寝してしまったので割愛。
タイトルがアレすぎて人に勧めがたいというのと、ほぼ毎話セックスしてるのでリビングで見れないという難点があります。