ゼロ

ブレイキング・バッド SEASON 2のゼロのレビュー・感想・評価

4.5
一人の化学教師が麻薬ビジネスにのめり込んでいく。

前シーズンでは、家族を守るために麻薬ビジネスに取り組んでいたウォルター・ホワイトですが、トゥコで殺され、自分のエリアでビジネスを始めると、我が物顔で喧嘩を売るほどの男に変貌しました。

家族には嘘をついて、失踪したことを病気で錯乱していたと誤魔化していたり、家族の中でのウォルターは、妻のスカイラーに遠慮していました。ただ余命僅かであることと、家族のために稼ぐ決意と、教師よりも適職である麻薬製造が合わさり、男へと変貌していきます。

特にジェシー・ピンクマンの彼女であるジェーンは、可愛くあり、薬物依存症でありましたが、その彼女を見捨てる覚悟。気の弱いウォルターではなく、一線を越えた感じがします。

相棒のジェシー・ピンクマンは、友人が死んだり、彼女が死んだり、警察にしょっ引かれたりと散々な目に合っています。彼はいい人であり、心が弱い部分があるのは、魅力の一つじゃないでしょうか。

今回、初めて登場する弁護士・ソウル・グッドマン。彼を含めて、脇役が良い味をしているのも、本ドラマの魅力の一つではないでしょうか。
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