とんちゃん

ブレイキング・バッド ファイナル・シーズンのとんちゃんのレビュー・感想・評価

4.4
その後を描いた「エルカミーノ」を観るためにシーズン1から再鑑賞
。さすがエミー賞獲っている作品だけあって二度目でも飽きずに夢中になった。

主人公ウォルターは見た感じはただのオッサン、いえ50代の真面目な高校教師で家族を大切にするも、人間性が少しずつ失われていき、暴力的なっていく様はまるで「わらの犬」のダスティンホフマンを思い出させる。
そのウォルターの元教え子でパートナーであるジェシーはどうしようも無い低脳ジャンキー。また感情的に走りやすいトラブルメーカーだったが、後半には子供に対して優しく最終的には正義に目覚めていく。

麻薬モノで暴力シーンは多少あるけど、それほど過激でもなく、また性的描写が少ない。
シーズン前半のジェシーのジャンキーぶりが本当に低脳し過ぎてイラつかせる。周りのジャンキーもそれ以上に低脳
ジェーンが登場してからジェシーは変わりつつあった。が、しかしジェーンがオーバードーズで亡くなる。
ジェーンロスでショックだったのはジェシーや親父さんだけでないよ。
観ているこちらもショックでした。
熟年夫婦ウォルター&スカイラーより初々しいジェシー&ジェーンは楽しそうだしね。
もしもこの先サンタフェに行く事があれば是非ともジョージアオキーフの美術館に寄り、ドアの絵画に○ァギナの絵画などを観て回りたい。

ファイナルシーズンのウォルター反撃ターンは見ていてスッキリするも、その相手であるジャック一味が前シーズンの最大ボス、ガスことグスタボフリングと比べると知的部分が足りなくイマイチ弱い気がする。

シーズン4のガスのゴッドファーザーばりの復讐劇からラストのやられっぷりが最強かな。
更に同じくシーズン4最終話のラストに流れるデンジャーマウス「BLACK(feat.Norah Jones)」のハスキー歌姫ノラジョーンズがボブディランっぽくて好き。

さてこれで「エルカミーノ」に〜