うさこ

ブレイキング・バッド ファイナル・シーズンのうさこのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「ベター・コール・ソウル」のシーズンが更新されるたびに、つい見直してしまうのでもう6~7回以上見てしまったことになるけれど、何度見ても脚本のうまさとキャラクター設定が際立っていることに感嘆している。

ファイナル・シーズンは主要登場人物のすべてが現実に直面したり、選択を誤ったりして幸せになれない場面ばかりなので見ていて本当につらい。「オジマンディアス」は最高傑作と言われているけど、ハンクとゴメスの死が悲しすぎて見ていられない。その後のマリーの悲しみやジュニアが父を通報するシーンも、胸が痛むことの連続。家族のために行動した結果がこれなのか。

最終回、ウォルターは巧みな計画をたてて復讐を成し遂げた上に、ジェシーを逃がして死んでいく。自らの知識と技術が受け継がれたメスラボの中で恍惚とした表情で。本当にうまい締め方だなと毎回感動し、これ以上のドラマにこれから出会えるのだろうかとも思ったりする。

最後にお気に入りのエピソードを紹介します。

☆ヘクター初登場シーン。
☆イナイイナイバア。いつの間にかジェシーが大物になっている(笑)。
☆バッジャーがおとり捜査に引っかかり、ソウル初登場。
☆楽しげにハイゼンベルグについて歌うメキシコの3人組。
☆ジェシーの彼女をウォルターが見殺しにし、マイク初登場。
☆さりげなくガス初登場。
☆ヘクターへのこだわりが仇になり、ガス爆発。
☆荒野の電車強盗。天国から地獄とはこのこと。
☆ホイットマンの詩集からウォルトの犯罪に気づくハンク。どうやって気づくのだろうとずっと思い続けてきたけれど、詩に結びつけてくるなんてホントに粋な展開。(場所はトイレだけでど!)
☆悲しいけどハンク退場のシーン。 My name is ASAC Schrader..
☆スカイラーがマリーからの電話を切った後、実はウォルターがそこにいた。すばらしい構図でした。そして「すべて私がやったことは…自分のためだ」I liked it. I was good at it. 家族として最後のシーン泣けました。
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