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イエローストーン シーズン2のgeminidoorsのレビュー・感想・評価

イエローストーン シーズン2(2019年製作のドラマ)
4.2
どうよ、どうよ、どうよ! いいんでないっかえ?
おくればせながら&飯食いながら私、ハマってます。
全体の感想はシーズン1のレビューと変わりなく〜ってコトで済ませてしまおうかな〜
代わりに以下は余談づくし。(注:あらすじとか知りたい輩は読まないでおくんなましヨ☝️)



1.余談:
出演者の中、割と小柄なギター弾きのカウボーイだが、刑務所からギターケース抱えて出て来た。変なの〜って思ったら…
変則チューニングや爪弾きとストロークの細い絡み合わせ等、かなり上手い奴だナァと思ったら…
ナ、ナ、なんとライアン・ビンガムってマジなプロミュージシャンだった。いやはや全く知らなんだー!
しかも何枚も盤出してるしヒットも出してる。某アプリで10数曲位軽くチェックしたら、軽快なロデオソングや使い古された展開の泣きのカントリーばかりじゃなくてコレがなかなか。何処となくオルタナティブなアプローチもあったり、安っぽくないんだなこれが。
しかも彼は、劇中しっかりと味わい深い演技もしてるし!なんだ、なんだ〜!
詳しくは知らんし、そう詳しく知りたいとは
マ思わないんだけれど、コレ又"天は二物を与え賜う"ケースを感じたりネ。

2.余談の余談:
(全く本作から離れた話だがネ)
オルタナ・カントリーの大御所でスティーブ・アールって大酒飲みの巨漢が居てさ。結婚・離婚を何回も繰り返してんの。まるでニコラス・ケイジみたいにね(笑)。だけどいい曲沢山書くし、アレンジのセンスもいいんだナこれが。微かにしゃがれた歌声もいい。
ワタシは昔から大好きなんだよね。彼の友人が描いたジャケットのイラストも楽しくて好きだから殆ど盤でコレクトしてる。

実は彼を知ったのはショーン・ペンを初めて知った"デッドマン・ウォーキング"の挿入曲でだった。
映画は当時たしか新宿の劇場で観たんだっけ。若かったワタシはエラく感動した記憶がある。



次のコード展開やメロディまで読めちゃうベタベタなカントリーソングは苦手だが、素晴らしい映像作品の中で渋いタイミングで斜に構えたかの一風変わった素敵なカントリーが絡んで来ると、ワタシは結構キテしまう。
県道を飛ばし、町道をはしり、村道や林道の果てまで入り分け、車止めから歩いて登った斜面が常に職場な自分にとっては、そんなサウンドが時に応援歌になったりする。
勝手にソコはナルシスで我を許していたりする。

話戻してー
ジャンル分けの名称なんてバカげたビジネス用語に過ぎないけれど、何故だか好きな"オルタナ・カントリー"なる呼び名。
集合の枠を広げたらウィルコやキャラキシコやJJグレイ、はたまたダニエル・ラノアの世界も、T.ボーン・バーネットの世界も、入れても良きかなと独断してる^_^

映画やドラマを通して出逢えて、末長く聴いてしまう様な音楽がたま〜にある。
こちとら年齢的にも、もう"兎に角は数多く知りたい(又は数多くヤリたい!)"といった様な?刹那的願望はもう無いんだ。マジで。

自分の内側、
奥の方に染み入ってくる様な絵や曲、或いは映画に本に、たま〜に逢えたらね…

それでいい。
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