daiyuuki

不惑のスクラムのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

不惑のスクラム(2018年製作のドラマ)
4.7
刑務所から出所して、死に場所を探していた丸川(高橋克典)は、あることがきっかけでラグビーチーム大阪淀川ヤンチャーズに入る。ラグビーを通じて仲間と心を通わせ、丸川の抱える秘密をきっかけに、チームメートたちも己の人生を見詰め直していく。
安藤祐介の小説をドラマ化。
末期ガンで闘病しながらラグビーを続ける宇多津ことウタさん(萩原健一)、会社で隅に追いやられ娘との関係に悩んでる陣野(渡辺いっけい)、社会人ラグビーに未練を残しながらも子供チームへの指導やヤンチャーズでのラグビーに燻る情熱を燃やす金田(村田雄浩)、会社で管理職を任され悩む二階堂(高橋光臣)など重い後悔や罪や未練を引きずっているヤンチャーズのメンバーが、傷害致死という罪を引きずっている丸川がラグビーを通じて心を通わせ支え合ってそれぞれの人生に新たな一歩を踏み出す不惑の青春群像劇を、高橋克典や渡辺いっけいや松尾愉や村田雄浩や萩原健一など演技派俳優の骨太な演技で描かれていて、「どんな人生も途中で投げてはいけない」と思える不惑の青春群像劇ヒューマンドラマ。
病院の屋上で高橋克典と萩原健一がキャッチボールするシーンやヤンチャーズのメンバーに再入部をお願いするために高橋克典が尾崎豊を熱唱するシーンや高橋克典が娘とシュート練習するシーンなどが、印象的。
「またグラウンドで会いましょう」
daiyuuki

daiyuuki