ウシュアイア

YASHA 夜叉のウシュアイアのレビュー・感想・評価

YASHA 夜叉(2000年製作のドラマ)
3.5
『海街diary』、『BANANA FISH』を送り出した吉田秋生の同名漫画原作のドラマ。TV放送リアタイでは完結していなかったため、かなりストーリーは改変されている。

《あらすじ》
ネオジェンス社という巨大バイオ企業で遺伝子工学技術によって超人的な知能と身体能力をもつ双子の静と凛。幼少期ネオジェンス社を逃げ出した代理母によって沖縄の離島で育てられた静は心優しき青年に、自身の野望のために元ネオジェンス社研究者の製薬会社社長に育てられた凛は愛情に飢えた悪意に満ちた青年になっていた。沖縄の離島で発生した新型ウイルスの研究のためウイルス研究者となった静は東京でかつての幼馴染と再会を果たすとともに、奇しくも凛と邂逅する。ところが沖縄のアウトブレイクは実は凛の仕組んだバイオテロだったことがわかり、遺伝子工学によって生み出された新人類の双子が死闘を繰り広げる。

原作が吉田秋生の漫画ということもあり、
サイエンスサスペンスといえども、設定はしっかりしている。

テレ朝の深夜ドラマということで台所事情は見え隠れするものの、テンポ良く進むストーリーと阿部寛や吹越満などのキャスティングにより楽しむことができた。

結末は原作とは違うものの、作品のヒューマンドラマ的側面のテーマは損なわれていなかったと思う。
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