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仮面ライダークウガのピッコロのレビュー・感想・評価

仮面ライダークウガ(2000年製作のドラマ)
5.0
A New Hero. A New Legend.

生まれた時からクウガが始まるまで仮面ライダーは放送してなかったので、クウガが始まる時は凄く嬉しかった。
(正確に言うと放送してたけど・・・。)
そして、最初から最後まで観たことがある唯一の仮面ライダーである。
なので一番好きなライダーはクウガ。

主人公、五代雄介を演じるのはオダギリジョー。
今では、考えられない貴重なライダーである。

クウガは改造人間ではなく、古代のベルトが体内に入り込んでしまったため変身できるようになった。

五代雄介は、笑顔がトレードマークで暴力をふるうことを嫌う。たとえ、未確認生命体と戦い人々を守るためでも暴力が好きになれない。ヒーローにとっての正義の拳に苦悩するようになる。石ノ森先生の原作漫画「仮面ライダー」でも改造人間の苦悩がたくさん描かれている。その設定をきちんと受け継いでいるのでクウガは人間ドラマとしても優れている作品だ。

アクションも最高で、特に中盤のバイクアクションは凄い。
未確認生命体とバイクで街中を走りながらのチェイスシーンは見ものだ。

そして、このクウガ。一度観たら忘れられない死闘が存在する。
それは、最終回前のラストバトル。
暴力を嫌う五代雄介と暴力を楽しむン・ダグバ・ゼバとの最終決戦。
血へどを吐きながら、ただひたすら殴りあう。
一方は笑い、一方は泣きながら・・・。
こんなに激しく悲しい死闘があるだろうか。
ずっと、忘れることが出来ない名シーンだ。

仮面ライダー。それはいつまでも心の中にいるヒーロー。
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