マ帆

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック シーズン6のマ帆のレビュー・感想・評価

3.7
束の間の人間扱い。

映画でよく見るタイプの刑務所だ!リッチフィールドって本当に軽警備だったんだ!と謎にテンション上がったのも束の間、肋骨が折れるまで無意味に囚人を殴り、囚人同士のいざこざで賭け事をする看守達にドン引き。
嫌なことにはハッキリNOと言う女囚たちだけど、この世はスカッとジャパンではないのでそれをした人間が必ず懲らしめられるとは限らない、というのがリアルで胸糞で。

そしてシーズン重ねるごとにパイパーが無理になっていく。。。相手が今置かれてる状況も考えず「なぜ私ばかりが狙われるのか」と聞いて「裕福で教養があってチャンスもあった 自分が得られなかったものの象徴だから」と返されるシーン、全てに「そういう所だよ!!」と言いたくなった。実は自分がどんなに恵まれてるかを知りながら、少しでも危険な立場に晒されると周りの受刑者や看守にこっそり助けを求めたり取引を持ちかけたりする所。いつだって自分が1番。gleeのレイチェルだ...... 。

引き換えに(?)カプートさんが大好きになっていく。人間くさい人。
あと何話か忘れたけど室内ランニングで人とすれ違う時に「通ります」と発言しなきゃいけないルールにツボりすぎてダメだった。

割と軸になっていった姉妹争いは最後まで興味湧かず、少しつまらなくなってしまったな〜と感じてしまった。

"貧乏版クリス・プラット(プライドゼロ)" にテルマ&ルイーズのネタバレされた、、、
マ帆

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