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デレク シーズン1のcometのレビュー・感想・評価

デレク シーズン1(2012年製作のドラマ)
4.0
この作品があってからこそのアフター・ライフだったのか…

The Officeと同じスタイル。高齢者用ケアホームを舞台にドキュメンタリー番組の撮影が行われている。

リッキー・ジャーヴェイス扮するデレクはケアホームのスタッフ。施設の責任者ハンナを演じているのが、アフター・ライフで主人公の亡くなった妻を演じていたケリー・ゴッドリマン。

1-3
デレクの誕生日パーティが企画される。夜遅くまで踊りまくる入居者たちの姿と、彼/彼女が若い頃の映像のモンタージュが秀逸。BGMはレイディオヘッドのBones。歌詞の和訳をネット検索して確認したが、素晴らしい組み合わせだと思う。靴を盗み社会奉仕活動のためケアホームにやってきた少女のエピソードでもあるが、本当に感動的だった。傑作。

1-4
指輪の話。

1-5
日帰り旅行でビーチへ。
どんどん面白くなる。

1-6
お楽しみ会(cabaret night)を企画する職員たち。また社会奉仕活動のため黒人の青年が新たにホームへやって来る。デレクの腹話術、ケヴ脚本のデュラン・デュラン劇の破壊力が凄まじく、呆気にとられて観ていると、最後は圧倒的な感動に包まれる。傑作エピソード。

1-7
デレクの父親が訪ねてくる。
コールドプレイのFix You、いい曲…

リッキー・ジャーヴェイスが これほど数多くのNetflixオリジナルドラマを制作していることを知らなかった。After Lifeから遡る形になってしまったが、Derekで描かれたケアホームの先にAfter Lifeがある、ように感じる。デレクの純粋さには戸惑うこともあるが、他の登場人物が皆それぞれの立場や気持ちで心からデレクを称賛している姿が胸を打つ。ケアホームで暮らす人々の姿に我が身を重ね 先行き不安になったりもするが、彼らが彼らなりに人生を楽しむ姿を見ると心が救われる。

2020年6月1日完了。
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