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ブラック・ミラー シーズン4のTrainのレビュー・感想・評価

ブラック・ミラー シーズン4(2017年製作のドラマ)
4.1
S3に続いて傑作回の多いシーズン。

1話目 宇宙船カリスター号 8/10点
エミー賞受賞回そして何度目かのゲーム回。ジェシー・プレモンス演じるエンジニアが職場の恨みから自分を下に見る人間をスタートレックを模した自分専用のゲームに閉じ込め意地悪する話。人間を閉じ込めるというよりDNAを取ってその分身をゲーム内にそれを取り込んだというのが正しいかもしれない。いくらエンジニアでも他人のDNAをデータ化するのは無理でしょって思ったけど最近のSAOでも似たようなことやってたし気にしないことにした。ブレイキング・バッドでもそうだったようにやはり下劣な人間を演じるのがジェシー・プレモンスは上手い。そういえばブレイキング・バッド繋がりなのか最後に声の出演でアーロン・ポールが出てたな。

2話目 アークエンジェル 6/10点 
ジョディ・フォスター監督回。愛する娘を守る為、彼女に監視チップを埋め込む話。この粗筋を読んだだけでもオチは読みやすい。が血やポルノ、嫌いなものを見せないフィルター機能が引き起こす無知に警鐘を鳴らしたという意味ではこの回は良作だった。

3話目 クロコダイル 5/10点 
過去の罪からひたすら逃げる話。ただそれだけの話で1時間は辛い。

4話目 HANG THE DJ 10/10点 
大傑作。交際する相手がシステムによって決められる世界。結婚ですらシステムが決める。そんな中で出会った男女二人が本当の恋に目覚めていく話。『パンチドランク・ラブ』みたいな変わったラブストーリーで新鮮だった。あと音楽良き。

5話目 メタルヘッド 6/10点
ターミネーターと化したワンコから逃げる話。40分のエピソードなのでサクサク見れる。2話目同様に捻りの部分が欠けてた気がするがたまにはアクション的な内容もいいのかも。

6話目 ブラック・ミュージアム 10/10点 
大傑作。犯罪や実験に使われた様々なガジェットを展示する博物館が舞台。そこを訪れた旅行者の少女が経営者兼管理人にそれらのガジェットにまつわる話を聞くお話。今までのエピソードに出てきたものも多数確認できる。(オムニバスドラマなので各エピソードの話は繋がっていないが世界観の繋がりなどを表すイースターエッグは今までも出てきたりはしていた。)最終回でこれは100点。
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