第二シーズンにしてやっと有名タイトルの事件がでてきた。「スタイルズ荘の怪事件」はポワロとヘイスティングス大尉(当時は中尉)が出会って間もない頃のお話。戦争の匂いが色濃く立ち込める時代、ポワロはベルギーからイギリスに来たばかり、ヘイスティングス中尉は戦争から負傷して帰国してきたようだ。アガサクリスティの商業デビュー作なのを名探偵ポワロ第二シーズンの終わりにもってくるのはファンにとっては痺れるタイミングじゃないだろうか。故郷からイギリスに渡り、初めてできたイギリス人の友達に会えて喜ぶポワロがかわいい。ヘイスティングス中尉はコミックリリーフ的な立ち位置とポワロに重要な閃きを与える役回りと、これからポワロの相棒になるに足る働きぶり。お初の軍服姿もカッコイイ。
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