史実と異なる展開は多々あるけど、ドラマとしては面白い。カンフーアクションあり、ロマンスあり。政争・戦争ドラマとしても、割りとよくできてると思う。
ただ1つ気になるのが、主人公マルコの魅力のなさ。シーズン1が特にそうだけど、彼自身に特に優れた点が感じられず。ハンサムな役者さんがやってるので見た目は良いけど、頭が良い訳でもなく、表現力に優れてる訳でもなく、何かに能力を発揮するでもない。割りと凡人として描かれている。なので、なぜフビライが彼を気に入ったのかよく分からなかったし、見ていてずっとこの点が気になった。
その一方で現代人の私達に近い価値観も持っていので、制作側の意図としては「見てる人たちが感情移入しやすいように設定したキャラ」なのかも。
最後にこのドラマ、もしこの時代に詳しくないのであれば、見る前に「カラコルム」と「クリルタイ」は、意味を調べた方が良いと思う。割りと頻繁に出てくる言葉なので。
