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バビロン・ベルリン シーズン3のしおえもんGoGoのレビュー・感想・評価

4.0
金塊の話はどうなったのかな?

前シーズンまでは結構政治的な話が中心だったので、これががシーズン1なら良かったのになと思った。
そうすれば徐々に事件が政治的な色合いを帯びていく感じでいい流れになったかもしれない。
とはいえ今回も時代感が素晴らしく、またメインの二人以外にも思い入れも深まって好きになる。カメラマンのグレーフはバックストーリーが描かれてゲレオン達との友情も生まれ、好感が増していく。
下宿屋の女主人ベーンケの意外な才能や、カテルバッハとの共同生活もなんだかユーモラスで面白い。
そうやって好きになればなるほどナチス政権かで同性愛者やユダヤ人、その協力者がどんな目に遭うか知っているだけに、不安も増す。意外とあっさり死んでしまうのがこのドラマの特徴でもあるし。

今作ようやく、やっと、今さらゲレオンがシャルロッテの魅力に気づいたようで、遅すぎるのよ!でもヘルガを失った穴埋めみたいな扱いはしないで欲しい。

シーズン4がいつになるのか分からないけれど待ち遠しいし、次こそシャルロッテの頑張りが報われますように。
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