Ludwig2

荒涼館のLudwig2のレビュー・感想・評価

荒涼館(2006年製作のドラマ)
4.0
チャールズ・ディケンズの原作のドラマ化。BBC作成だけあり、見応えのある歴史ドラマであった。豪華キャストによる、個性豊かなキャラクター、法廷や弁護士や警察などの公権力の腐敗や格差などが皮肉たっぷりに批判して描かれるとともに、各登場人物の駆け引きが緊迫感を持って描かれる。また、各登場人物同士の関係性や変化なども面白く、とても上手く書けないが、とにかくよく作り込まれた作品だった。
一応なんとかハッピーエンド風に終わるが、内容は概ねバッドエンドである。
後半では殺人が起こるがその犯人が誰かというサスペンス的な要素もある。最初から最後までどんでん返しもある、ロマンス要素も複数ある。濃いドラマだと思う。
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