REY

ザ・パシフィックのREYのレビュー・感想・評価

ザ・パシフィック(2010年製作のドラマ)
4.0
友人が絶対私の好みだよ!と
進めてくれたので鑑賞してみました
ドラマは何話もありハマると
確実に寝不足になるので最近は敬遠してましたが
10話のボリュームで構成されいますが
あっという間、2日で鑑賞しました。

スピルバーグ、トムハンクス製作総指揮
予算は200億円! 
ドラマとは思えないスケールなので
映画と変わらない迫力で
どれだけの火薬と銃弾を使ったの?ってくらい
戦闘シーンは映画にひけをとらない迫力ありました。

太平洋戦争で戦い抜き生き残った海兵隊
兵士がこの目で実際に見た真実を元に作られた作品
3つの部隊で戦った兵士達3人の主人公がいます

キャストが皆軍服で泥まみれ
夜の戦闘は暗く皆同じ様に見えるので
前半はなかなか区別がつかなかった
第5話から8話までの戦闘シーンは凄まじいです
ゲリラ戦といわれたペリリューの戦い
飛行場が1番酷い…地獄絵図です

次々に仲間が倒れ死んでいく…
こんな死にざまを見ていたら正気じゃいられない
歴戦のつわものだったベテランのヘンニー軍曹までも
正気を失っていくさまは想像にあまりある。
降参するくらいなら死を選ぶ日本人
「何故やつらは降伏しないんだ?」
「ジャップだからだろう…」

死をも恐れない日本兵は恐ろしい…
食料不足に寝不足、虫、病原菌、
戦地での敵は兵士だけではない
夜尿症になる者、気が狂い叫ぶ者
悲惨な光景をめにする度に
蝕まれて壊れて行く兵士達の心が
映画では描けない部分まで丁寧に描かれている。
目の当たりにする悲惨な死!!
なんの為に戦うのすら分からなくなる。
「私は信じたい大儀の為だったと…」
ホールデン大尉が言った言葉。
厳しくもあり包容力で部下をまとめた優しい上官
好きだったのに…😢

ウ〇コしてる最中に攻撃されて慌てて逃げるが
漏らした!!と嘆く兵士のシーンは私もクスッとなったが
笑顔すら忘れてしまった兵士がその時は皆笑っていた。

戦争は人間をかえてしまう
例え生き残っても…
帰還しても続く苦しみ…
親子2人で鳩を撃ちに行った時の
泣き崩れるシーンに心打たれました。
アメリカ目線ではありますが
作品としは日本人が見ても凄い良作だと思います。

今を生きる私達は歴史を映像で作品として見ている。
これを実際に体験し
どちらも祖国の為に戦い命を落とした人達がいて
今がある…
エンドロールで
悲惨な戦場を実際に体験し
国の為に戦った兵士達の写真が流れます
REY

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