「兄貴は人生を変える。俺は世界を変えてやる」
トミー・シェルビーは知り抜いていた。
逆境の中で信じられるのは自分だけだと。
そして、自分が勝てない敵は自分の野心だと。
「自滅」という形容は適切ではない。
彼の物語は暗く孤独だった。
しかし、我々は彼の生き様に魅せられた。
ジョンを失い、ポリーを失う中でトミーが裏切らないと信じられるのはアーサーだけ。
必ずしも兄に信頼を置いているわけではないが、トミーが隣に立つことを許したのは最後までアーサーただひとり。
Tommy Shelby OBE.
Peaky fucking Blinders.