dowaikiは家にいる

ベター・コール・ソウル シーズン5のdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

4.0
〜メキシコの引力〜

磁石同士をじりじり近づけていくとある距離でスッと引き合い動く。バッドな引力圏にとうとう入っちゃった。そんな印象のシーズンだった。

何やったってジミーが底まで落ちるのは最初から分かってるわけで、はなから俺もそれ期待してるわけで。いわばずっと人の「不幸待ち」。趣味の悪い鑑賞だなーと思いつつ、ここに来ての一気に来た感に興奮が抑えられず。
S4まではソウル・グッドマンって運命に全員、全力で抗うドラマだったんだなと改めて想う。
でももう無理。
S6のクラッシュを見届ける。覚悟はできた。

8話。ジミーとマイク荒野を彷徨う回。が好きな人にはガス・ヴァン・サントの『gerry』をオススメする。何度でも言う。傑作や。