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ベター・コール・ソウル シーズン1のBOBのレビュー・感想・評価

4.0
『ブレイキング・バッド』を完走して、はや5、6年。映画を一本観る時間と気力がない時にちょうど良いので、遂に手を出した。

シカゴで一端の詐欺師をやっていた"Slipping Gimmy"が、ニューメキシコ州アルバカーキの弁護士"Soul Goodman"になるまでのお話。

Season2への期待が膨らむSeason1。

『ブレイキング・バッド』のような、クリフハンガー連発の劇的なストーリー展開で魅せるのではなく、本シリーズの主人公ジミー・マクギルを中心とするキャラクタードラマで魅せるSeason1。今後への舞台設定に終始した印象で、やや盛り上がりには欠けたが、各キャラクター達は魅力的だし、ユーモア溢れる会話劇は面白かったので、最後まで楽しく観られた。とにかく、ジミーが人間味溢れる憎めない奴なので、応援せずにはいられない。

ジミーの過去と現在を並行して描き、ラスト10話で一点に集約していくという脚本構成が巧い。マイクやトゥコが早々に登場し、『ブレイキング・バッド』ファンへの目配せも忘れていない。映画ネタが多く、映画ファンとしても楽しい。


1. "Slipping Jimmy"
とことんさえない破産寸前の弁護士ソウル・グッドマン。事務所はネイルサロン奥にある物置部屋。背水の陣で、当たり屋スケボー兄弟と手を組む。マイクは駐車場のチケット係。Mijoはトゥコ!!!

2. "It's showtime, folks"👐
口の達者なジョン・グッドマン🤝残虐だが"Fair"精神を重んじる男トゥコ。

3. "Here's Johnny!!"
多額の横領を働いていたケルトマン一家失踪。ナチョハメられる。マイク捜査に加わる。⛺🎶💵。

4. "Soul Goodman"
因縁のHHMに必死の抵抗🪧。ハムリンディゴ・ブルー。"Local Lawyer Local Hero"。

5. "Need a will? Call McGill."
仕事は繁盛だが、ろくな顧客がいない。兄チャックは電磁波過敏症??専門を高齢者法に変更。

6. "I broke my boy."
マイクの弁護士に。マイクの過去と深い後悔。警官が一番怖いのは刑務所。

7. "Right Thing"
チャック、リハビリ開始。ケルトマン夫妻、特に妻は"Cuckoo Banana"。マイクの完璧な潜入劇💵。キムと新事務所候補の物件を下見。お人好しがすぎるぜ、ジミー😭。

8. "Blow my magic flute."
"Third time's a charm."。高齢者住宅で過剰請求詐欺発覚。ゴミ箱に潜って証拠探し。マクギル兄弟🤝。チャック復活の兆し。

9. "I'm done."
"Erin Brockovich"。HHMに巨大案件を持ち込むも相手にされない。凄腕ボディガード・マイク。アメリカ領サモア法律大学。"Brother"。

10. "Chicago Sunroof"事件
兄貴の法律事務所の郵便係。旧友マルコとの再会と別れ。ジミーのユーモアセンスと詐欺の手口は巧妙かつ鮮やか。
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