3回目
本編よりも見返している。
クリスマス☆ゼロのとき小池さんに「城山小太郎は手越くん」って言われてるの死ぬほど死ぬほど死ぬほど大好きでした。

思い返せば4人でドラマやらせてもらえたのとか豪華な15周年だったな。放送中に地獄見たけど。

カズヤ、小太郎、ミツルと本編で敵方として出てきた加藤シゲアキさん以外のNEWSメンバーの役でのスピンオフ作品。これ観た後で本編観たら評価変わるかも。しかし手越くんは振り切った役やらしたら絶品ですね🤡ミツル編で気持ちあったかく終われて良かった。もちろんカズヤの壊れて行く様もグッジョブ👌

また贔屓目しかないんですが、NEWS4人の芝居の巧みさにファンながら驚いている。
そしてそれぞれこの内容で尺を30分に抑える見事な脚本の技。無駄がないし不足もない。すごい。まあわたしが本編観たあとっていうのもあるかもしれないけど。

カズヤ編では、極端なカズヤの偏執が増田さんの微妙に動く目元とか口元とか、細かい表情で表されていて、良い意味でゾクッとした。がむしゃら感と神経質感とプライドの高さがひとつひとつの動きに滲み出てましたね。ほんとすごい。増田さんはデフォルトの喋り方が口元緩い感じでかわいいので、ゼロのライバルというにはちょっと才気が足りないのでは、とか思ったけど、全然大丈夫だった。むしろ天才になりきれない、秀才感が出ていてよかった。最後の怒号の切実さ。ほんと見どころ。みんなに見てほしい。

小太郎編では手越さんの笑顔が初めて怖いと思うくらいにいっちゃってたし、ほんとびっくりした。てごちゃんがあんなやべえ役に最適だとは。軽薄な前半も、後半の憎しみに溢れる顔も、最後のほうの真顔の冷たい美しさも、最高にすばらしかった。後半のくしゃくしゃの金髪もぴったりだったし。美しい顔が歪むときの、『時計じかけのオレンジ』感な。手越祐也の純粋な悪役がもっと見たい。みんな彼をもっと使ったほうがいいよ。手越祐也を悪役として使わないなんてもはや日本にとっての損失だから！どうか！

待ち望んだミツル編もすばらしかった。カズヤ同様、ゼロの人を傷つける優しさの最たる被害者であるミツルくん。他の登場人物に比べると圧倒的に普通で純粋でやさしいゼロの親友ミツルくんに慶ちゃん、っていうのは神の采配でしかない。底なしにやさしい慶ちゃんにミツルは適役にも程がある。ケガとか記憶喪失とか出てきちゃうんでやはり脚本に少々無理が出てくるのは否めないけれど、それを補って余りあるミツルの演技。他メンバーの演技を見ていても思ったけれど、やっぱ歳を重ねていっていろいろ経験したことが表情の作り方にも活きているような気がして、歳をとるって全然悪いことじゃないなと思えた。まあ彼らが何を経験してきたかなんて、私が知った口をきけるような立場でもないんだけど。

NEWSの15周年を飾るに相応しい企画でありながら、これをノベルティ的な立ち位置にするのはもったいないほどのクオリティ。最後まで抜かりなかったです。ファンのわたしにとっては最高の贈り物でした。ありがとうございました。