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宮廷女官チャングムの誓いのruublueのネタバレレビュー・内容・結末

宮廷女官チャングムの誓い(2003年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

宮廷女官チャングムの誓い
イ ヨンエ / チ ジニ

良いドラマだが展開が長く険しい。主人公のチャングムには強力な味方が居らず、同じ悪漢に何度も陥れられる。最終的に悪漢が淘汰されるので安心して観ていて良いのだが、彼女自身が時々突飛な研究や試行錯誤に出る為、敵方が彼女を陥れる格好のトラップを無意識に作っているようでやはりハラハラが止まらない。


母の教えを守り、低い身分から水刺間(スラッカン)で宮廷料理担当の女官となり研鑽の日々を過ごす彼女の修行時代はチャングムの誠実な人柄から滲み出る一生懸命さがしっかりと描かれる。


悪漢によって無実の罪を被せられて奴婢に貶められるが復帰して医女となり、勉強熱心さと聡明さで徐々に周囲に認められ宮廷付きの医女となるチャングム。韓ドラ時代劇の王道と言える作品を若き日のイ・ヨンエが務める。


誠実にひたむきに成功への道を登り、最終的に王様付きの医女となる彼女に恋慕の情を持つも、長い間付かず離れず見守って来た武官との仲を思いやり、身を引く王様の演技も重厚で良い。


ドラマ第二の主役とも言える宮廷料理の数と医食同源の説明の多さに驚く作品だった。日本での韓ドラ最盛期の礎を作った時代のイ・ヨンエの美しさには国を超えて老若男女ともファンになるドラマです。
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