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宮廷女官チャングムの誓いのwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

宮廷女官チャングムの誓い(2003年製作のドラマ)
4.5
1月15日視聴開始amazon prime
いつかは見ると決めていたが、ついに。
「白詰草」の会長のキム・ヘソンさんがチャングム母なんだ、品のなかに被虐味のある美しい女優さん。
「チャンボリ」の伯母のヤン・ミギョンさんがハン尚宮で、味方みたいで嬉しい。
「チャンボリ」と「白詰草」で大好きになったクム・ボラさんがわめきながら登場、嬉しくてたまらん。
序盤から陰謀策略だらけで面白くなりそうだ。

9話まで来た。演出に古臭さや欠点はあるけれど、面白さがそれに優っていて、特に7話の多栽軒に追いやられたあたりからはグイグイ引きこまれている。チャングムの同期のヨンロやヨンセンやチャンイ、可愛い。先輩のミン女官も好き(=^・^=)

「おしん」にハマっていたときに似た感情、長くても苦にならない。「おしん」の20年後に「チャングム」が放送され、その20年後にわたしが見ているわけか。

17話・18話からついにチェ一族一派の悪どさに我慢ならなくなって来た。秘伝の書、疫病、・・・チョン最高尚宮があまりに気の毒。キョン・ミリもといチェ尚宮は最初から毒々しい悪人だったが、良い心の持ち主だったホン・リナもといクミョンまでが嫉妬から悪に染まって・・・。

19話はプチカタルシス。美しい王妃さま、公正にして聡明、惚れました。それに引き換えキョン・ミリもといチェ代行の憎々しく醜いことよ。ツルンでいる提調尚宮、おまえも醜悪の塊じゃ!

20話、ヨンロ、おまえは前から嫌いだったけど、もう我慢ならぬ、卑劣な女、ロクな死に方はさせぬぞ。
ところで、柿酢をあんな無造作に土に埋めて何十年も使うのは無理がある。掘り出す度に瓶に土が入ってるし、そもそも大雨のときに浸水。母の手紙も同様に無理。

21話でカタルシス。チェ尚宮よ、ざまあ。そして、王妃さまがますます好きになった。賀来千香子さんの若い頃のようなお顔をされるときあり。
ミン尚宮とチャンイのコンビもどんどんナイスキャラに。美味しいものを食べて、楽に穏やかに末永く暮らすのがいちばん(^O^)v

だが、嗚呼、チョン最高尚宮さま・・・ありがとうございました、そして、さようなら。泣き縋るヨンセンと共に滂沱の涙。
キョン・ミリもとい悪魔のチェ尚宮やクソババアの提調尚宮と腐った金魚の糞尚宮たちよ、なんと惨いことを。怒りともどかしさに胸が締めつけられる。チェ一族一派に天罰あれ!
(依怙地なハン尚宮にイラッと来るときがあるのは内緒)

ヨンロ、顔は可愛いくせにほんま腹が立つ。ヨンロ大嫌い。人相がどんどん悪くなった。ヨンロに災いあれ!
クミョンが恐ろしい。聡明な娘だったのに。嫉妬は怖い。

ハン尚宮が母親の親友と知ったチャングム、親友ミョンイの娘がチャングムと知ったハン尚宮、ふたりの感激の抱擁。見ているわたしも嬉し涙を流したのも束の間、26話〜27話でチェ一族一派の悪行ここに極まれり、ヨンロ最悪、大大大嫌い。チェ尚宮の憎々しいことよ。官婢として流刑地済州島に送られるチャングムとハン尚宮を見送ってくれたヨンセン、ミン尚宮、チャンイ、ありがとう、嬉しいぞ。涙を浮かべていたチェ尚宮とクミョンの犯罪者親子よ、お前らはもう取り返しのつかないことを!嗚呼、ハン尚宮ペクヨンさま、物語のちょうど半ばで可哀そう過ぎる、どんなに無念なことか。チャングムに背負われたまま息を引き取ったのがせめてもの慰め。

チャングムよ、ハン尚宮をこんな目に遭わせた奴らを絶対に許すな!懲らしめてくれ!福寿草のイ・ユリや白詰草のオ・スンナムのように正義の怒りでどんどん進め!

チェ犯罪者親子(今の気分では提調尚宮も含む)の悲惨な最期をひたすら願いつつ物語の後半に進む。

28話、わたしには神回。ミン・ジョンホに「だんなの命の恩人はチャングムよ!」と捲し立てるクム・ボラさん、まさに独擅場。
キム・ヨジンさんの登場も心強い。っていうかヴィンチェンツォのモンスター弁護士ミョンヒじゃあないか。炎に包まれたあの壮絶な最期はサイコウだった、ザマア。ここでは首医女、最強じゃあないか。
宮中ではヨンセンが王の寵愛を受け側室(特別尚宮?)に。ミン尚宮とチャンイと一緒にわたしも大喜び。
済州島に移ってからのチャングム、宮中にいたときよりも安心して見られる。医女の道と復讐、きっと両立できるぞ!
32話、倭寇事件で陥れられたチャングムを救ってくださった聡明にして美しい王妃様に感謝。
34話は神回。ついに医女試験に合格したシンビとチャングム。
35話、えっ、キョン・ミリがチェ提調尚宮になり、ホン・リナがクミョン最高尚宮?!
王妃様、流産。またまたチェ一族の手下ヨンロ、人相も凶悪に。許さん!
ミン尚宮とチャンイに再会できたチャングム、おめでとう。
チャングムに再会できたヨンセン、抱き合って喜ぶ二人に涙。
36話、王妃様に回復の兆しが無いことをクミョンに嬉しそうに報告する悪人面のヨンロ。
王妃様とチャングムの無事を亡きチョン最高尚宮さまにお祈りするヨンセン、なんて優しいんだ。
誤診をした先輩医女ヨルイがすごい存在感、小沢真珠に見える。こいつもヨンロみたいになりそう。

医女チャングムの試練は水剌間時代よりも強烈。
ジェットコースターみたいに話が進むので退屈しない。
とにかく医女ヨルイがヨンロよりもタチが悪い、怖い。疫病騒動のとき、そんなヨルイに騙されてチャングムを見捨てる医女仲間たちにもガッカリ。
ご懐妊されたヨンセン様、おめでとう。
並行して、ハン尚宮の無念を晴らすべく硫黄アヒル事件の真相究明と犯人たちを追い詰めるチャングムとミン・ジョンホを応援。
44話、囚人服姿のキョン・ミリとホン・リナが見られる神回。
怒涛の展開が続いて46話、王の一時的な失明を治したチャングム、さあ、あとは悪を懲らしめるのみ。リベンジ・リストにはヨルイも追加。

47話は神回、ヨンロ、窮地に陥りチャングムのもとへ。謝罪と命乞いかと思えば、あらぬことか、証言と引き換えに提調尚宮にしてくれと取り引き、図々しいにも程がある。もちろん、不正はしないと断るチャングム。結局、口封じで殺されたヨンロ、哀れ。少女時代、ヨンセンの亀を捨てた報いじゃ。ヨンロの断末魔のシーンも見たかった。
終盤の、硫黄アヒル事件の関係者が集められて事件を再現する場面が見もの。これが見たかったのだ。硫黄アヒルを試食した奴婢が倒れたのはハン尚宮の料理ではなくキョン・ミリの手下のヨンロが食わせたアワビのせいだと証言するミン尚宮。反論して何もかも内医正とオ・ギョムホ右大臣のせいにするキョン・ミリのドヤ顔に一同が沈黙。そこに、なんと、自殺したはずのチョン・ユンス内医正が登場!後ろにミン・ジョンホとチャングムが続く。驚愕の顔、顔、顔!鳥肌が立った、しびれた。

48話も神回。真相のすべてを知るユンス内医正の証言により硫黄アヒル事件の真相(チェ・パンスルとチェ尚宮兄妹とオ右大臣による陰謀)が明らかに。チェ提調尚宮による遺書の偽造もバレた。この期に及んで、チェ提調尚宮はすべて医女チャングムの陰謀だと強弁。だが、試食した奴婢やパク当時の提調尚宮の証言が続き、彼らの罪は確定。それでもオ・ギョムホ右大臣とチェ提調尚宮は醜い罪の擦り付け合いを。爆笑。この真相を明らかにする場面が気に入って、何回も見ている。
三度囚われたキョン・ミリとホン・リナ、ざまあ。チャングムが与えた謝罪の機会を二度も拒むからじゃ。悪人共全員、裁きの場に。
キョン・ミリもといチェ提調尚宮は逃亡するも、頼る人たちにことごとく見捨てられ、大妃にも見捨てられたことを氷室の中で知って絶望する惨めな姿に爆笑。崖の松の木から力尽きて墜落する最期は哀れだった。本当はクミョンを庇うために自首するつもりだったのに。
自殺だと思って、少し気の毒ねと話すミン尚宮とチャンイに「チョン尚宮様とハン尚宮様が誰のせいで死んだと? チャングムにつらい仕打ちをした上、ヨンロまで手にかけた人よ。こうなったのもせめてもの罪滅ぼしよ」と諭すヨンセン様。同感です。
医女ヨルイは免職・医簿剥奪、クミョンは免職、ちょっと罰が軽すぎる感。
めでたしめでたしでフィナーレかと思ったら、まだ6話残っているぞ。

ヨンロとチェ提調尚宮の死でわたしの中では完結、ここまでなら満点でもよかったのに。

その後のいろいろは気が抜けてしまって、ちょっとグダった感。
チャングムが王や王妃、大妃、臣下に翻弄されてただけみたいな。
ただし、痘瘡の治療のくだりは良かった。
53話でついに王が大長今テジャングムの称号を授ける。
54話最終回、王が亡くなる直前にチャングムとミン・ジョンホに下した命令には泣けた。8年後に皆んなと再会できた場面、皆さん良い笑顔。

養父カンドックと養母クム・ボラさん、いつも楽しいコントをありがとう。
ヨンセン昭媛尚宮様、ミン最高尚宮様、チャンイ尚宮様、幸せ気分にさせてくれてありがとう。
キョン・ミリさん、面白くしてくれてありがとう。あなたはわたしに中で「福寿草」のチェユラ、「白詰草」のファン・セヒ、「チャンボリ」のヨンミンジョン、「たった一人の私の味方」のチャン・ダヤの列に加わりました。

ふーっ、2月6日視聴終了。AmazonPrimeの配信終了に間に合って良かった。
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