ハーヴェイ・ワインスタインの事件が明るみになったのが、2017年。シーズン4が公開されたのが2018年5月〜2019年1月にかけて。この事件が大きかったか、明らかにこれまでのシーズンとはマイノリティに対する描き方、女性の描き方が違った。
白人の特権の描き方、世間の視線の描き方、ステレオタイプの描き方、主人公たちがドラマに影響を受けてする行動する様とその顛末など、これまでのシーズンから大きく変えた作りになっている。
これまでのシーズン1〜3の主人公の行動を回収する存在のメタファーとしてリュックが登場したのかなと思った。
ハーヴェイ・ワインスタインの事件が明るみになって本作のシーズン2の方向性では、コメディであっても笑えない、見えている前提条件が変わり、成立しなくなったという事なんだろうと思った。ドラマの完成度という話ではなく、時代の変遷がここまで顕著な作品は、これまで観たことがなかった。
