クレア・フォイが素晴らしい。『蜘蛛の巣をはらう女』では、大きな眼がむしろ邪魔というかうっとうしく感じてしまったのに、クラウンでは話し方といい、身のこなしといい、もう若い頃のエリザベス女王にしか見えない。特に、父の後継ぎとして即位した後の表情の切り替わり。ほれぼれしてしまった。
ストーリーとは関係ないけど、エリザベス女王を演じたクレア・フォイ、妹のマーガレット王女を演じたヴァネッサ・カーヴィ、二人の母であるクイーンマザーを演じたビクトリア・ハミルトンがみな4月生まれ。しかも、母が5日、姉が16日、妹が18日という並び。偶然なのか、意図的なのか、なんとなく流れるものが似ている気がするのはこのせいなのかと思ったり。
もう一つ、ロイヤルファミリーが公の場で喫煙しているの見たことないから、喫煙シーンがこれほど多いのが不思議な気もした。
