英国王室の凄いところは、本作のようなゴシップもしっかり受け入れたところ。
と言いたいところだが、エリザベス女王をイメージを崩さないまま讃え、人格も気さくな振る舞いもさりげなく彼女を頂点に据えているから許容されたのだろう。
興味深いのはエドワード8世。王冠を賭けた恋と言われたが、結局は年金の無心、ロイヤルなライフスタイルの切り売りと、何処ヘンリーそっくり。もしかしたらヘンリーは、王室を離れる際、エドワード8世を参考にしたかったのかな。
さて、ここから始まるエリザベス女王の物語。在英6年。ちょうど折り返し地点の2003年にゴールデンジュビリーを祝ったあの頃まで辿りつくのか。年の瀬に向けて頑張って観よう。
