あーる

ザ・クラウン シーズン1のあーるのレビュー・感想・評価

ザ・クラウン シーズン1(2016年製作のドラマ)
4.0
イギリスの王室に詳しくない人でも
エリザベス女王のことは知っているという人が多いのでしょうか。
私もの一人で…最近はスキャンダルの方が表に出ていて、
私、スキャンダルには興味なくて
どうなんだろう?と思いながらも見始めました。
評価されているだけあってやっぱりとても面白い。

シーズン1では25歳の女性が
女王として生きていく始まりに胸が打たれるものがあります。
エリザベス女王が国民に支持され、人気があったのは知っていますが
初めからそうだったわけじゃないでしょう?
その過程や、歴史的瞬間を目にするのは見ていて響くものがあります。
また、エリザベス女王のことは知っていても
その家族のこと、家族との関わり方や
王室と政府との関わり方を全くといってもいいくらい知らない人間にもわかりやすく描かれています。

にしても、、過去の政府を悪い描き方をしていて
これ大丈夫なの…とひやひやしたり
スキャンダラスに、ドラマチックに進むストーリーは
どこまでが実話だろうか?と思いながらもどんどんハマっていきました。

シーズン1は、エリザベス王女とフィリップ王子の結婚、
ジョージ6世の体調悪化、チャーチルが2度目の首相就任から始まります。

そこからエリザベスの王位継承や
イギリスでの濃霧による都市機能麻痺、死者続出の環境問題、
妹マーガレット王女と離婚歴のあるピーターとの結婚問題や
王女としての外遊の大変さ・・・など。

歴史、伝統、政治、私生活の両立の難しさがとても伝わってきた。

私が1番「なんで?」と思うのは夫フィリップの態度で。
なんでエリザベスを支えないんだろう?と不思議で仕方がない。
なんで結婚したの?とも思うけど、それはまぁ家同士のことだからしなければならなかったのかもしれないけど。

私とは何もかも違う世界を覗けるのは単純に楽しいなぁ。
あーる

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