近代イギリス史のことなんて全く知らなかったので、エドワード8世の退位だのチャーチルの晩年だのエディンバラ公の人柄だの、どの話も興味深くておもしろかった。こんなドラマ見せられたら、リリベット（←なれなれしい）のファンにならざるを得ないではないか。
とくにチャーチルの肖像画をめぐるエピソード（第9話「暗殺者たち」）には大変感動した。あとでいろんなサイトを見てみるとただ「チャーチルが気に入らなかったので妻が焼却した」としか書いてなかったりして、どこまでが事実でどこからが脚本家の想像の産物なんだろうかと思いを巡らせたりして楽しい。しかし海外のドラマというのはほんっとにお金がかかってるよなあ。
チャーチルのジョン・リスゴーが恐ろしいくらい巧い。ほんとに死ぬんじゃないかと思うくらい。あと『ダウントン・アビー』のイーディスの夫になる貴族の方（Harry Hadden-Patonさん）が出てますな。
