Tomoi

ザ・クラウン シーズン6のTomoiのレビュー・感想・評価

ザ・クラウン シーズン6(2023年製作のドラマ)
4.0
いやーー面白かったな、一気見楽しかった
特にシーズン6はいろんな要素が盛り込まれてて見応えあった

単純に知らない世界を覗き見できる面白さはもちろん、私には分かり得ない苦労も沢山あることを知った。同じ皇室をもつ国の人間として、親近感とまではいかないけど他人事ではないというか

ダイアナにあそこまで熱狂的なファンがいて、亡くなった時の国民からの惜しまれ方は、ルックスに起因するところも大きいとは思うけど、病院での子供への接し方とか、フランクさ、いい意味での自分への自信が魅了するところがあったんだろうなあ(その分どうしても一部から妬まれることは不可避だったんだろうけど)
昔母親に尊敬する人を聞いた時にダイアナと答えてた記憶があって、彼女は皇室にありながら子どものウィリアムとヘンリーに、道端にいるホームレスの様子とか自分たちとは違う一般国民の現実を見せてたって話を聞いて、このドラマをみて改めて納得した。
子どもたちを巻き込んで不倫相手と旅行とはいかがなものなの?とか思ったけど、よく考えたらダイアナってずっと愛されずに10年間くらいを過ごしてきたんだよなと思うと全否定はできないなあと思ってしまう
でもねやっぱり子供がいながら自分の恋愛感情を優先してると、子供が育った時に恥をかくのは自分なんだと、チャールズが証明してる。あんな惨めなことはないよ

中盤エリザベスには納得いかない部分もあったけど、彼女が生涯英国の王室を守ることを第一優先に人生を全うしたことだけは紛れもない事実だし凄いと思う、「捧げる」ってああいうことだと思う。使命のもと生きるってなかなかできない。

今まで日本の役者で演技うんまぁ…と舌を巻くことはあっても海外の作品ではそれを感じてこなかったけど、これはまじでうまかった。あと描き方としてもセリフは伏せて映像だけで表すとか、退屈なシーンはうまくカットしてる感が好きだったし、最後昔の自分とか亡くなったダイアナが問いかけてくる演出も良かったな

エリザベス女王の服装がいつもゴージャスで素敵だったのと、ダイアナのスタイルが良すぎて(特にカジュアルスタイルめっちゃ可愛い)それも楽しかった、ダイアナの映画も観てみよっと
Tomoi

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