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ザ・クラウン シーズン6のmのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クラウン シーズン6(2023年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

クラウン最終シーズン……終わってしまった……。あの豪華な舞台も衣装も浮世離れしたロイヤルファミリーの生活ももう見れないのかと思うと寂しい限り。
そして、このドラマ製作中かな?フィリップ王配とその1年後にエリザベス2世が亡くなられたわけで。「全生涯を長かろうと短かろうと国に捧げる」と王女時代に発言してから70年以上、君主としてありつづけたことに万感の思いになること必至の最終回。

女王の王室の改革のために全ての伝統職の人の話を聞いて、この歴史と財力をもって伝統を守るのが王室の役目だと決断する回もよかったな。白鳥のお世話係とか陶器を綺麗にする係とかびっくりよ。

ダイアナ妃の事故のあと王室がすぐに声明を出さなかったという歴史は知っていて、なんて冷たいんだと思ってきたけど、このドラマみたいに家族を優先した結果なのだとしたらよかったな。このドラマでは王室メンバーって誰1人聖人でも完璧でもなくて、その中でも自分なりに家族を思ってるのがよかった(子育てが成功してるとは言えないかもだが……)

シーズン通して1番変わったのはフィリップかなあ……25歳という想像もしていなかった若さで妻が即位することになり、妻の前を歩くことも許されなくなって作中ではグレまくったフィリップがこんな好きになるとは思わなかった!

そして、最終シーズンを見る前に、エリザベス二世の国葬やチャールズの即位式をみたけど、バグパイプの女王専属演奏者とか本当に素晴らしかったし、本当に浮世離れしていて神秘的。神秘的で謎に満ちていることが王室の価値であるというのも分かるなあ。

実在かつ健在の人物を描くということで、王室からも抗議のあった本作だけど、基本フィクションだと思いつつ私はすごーく楽しめました!ありがとう。
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