2020.3.24 DVDを再見。
アガサクリスティー原作の中では一番多く映像化されているものではないでしょうか。
本作はイギリス国営テレビBBCが豪華キャストでテレビドラマ化。3話構成で約3時間弱。
「そして誰もいなくなった」の映像化を見るのは実は本作が一番最初でした。その後に古いイギリス映画「姿なき殺人」もDVDで鑑賞してみましたがこちらは90分弱でラストは全然違ってた。
原作未読なためどちらがより原作に近いとかよく分かりません。
本作はテレビドラマのクオリティーとしてはかなり高めで流石にBBCと言ったところです。ロケーションにもこだわり、時代も30年代と言う事でインテリアにアール・デコをふんだんに取り入れていたり、衣装なんかも良かったです。
オチを知らずに見れば結構引き込まれますし、ミステリーとしてもなかなか良かったです。
ただ拳銃の下りだけがチョッと都合良過ぎるなとは思いました。事件の後で持ち帰るかどうか分からない訳で。
あと登場人物のほとんどが嫌な奴で殺されても心が揺らぎませんでした。
本作は日本ではNHKからDVDが出ていますが高い受信料を取ってDVDを売って儲けている割にはNHKはドラマにしてもドキュメンタリーにしてもBBCの足元にも及ばないですね。
