紅孔雀

そして誰もいなくなったの紅孔雀のレビュー・感想・評価

そして誰もいなくなった(2015年製作のドラマ)
3.5
BBC版クリスティー(サラ・フェルプス脚本❗️)シリーズ第一作。少し前に見て、レビューし忘れてました。この作品から5年間で5作。年1作のペースで最新作『蒼ざめた馬』に至るわけです。なお以前の報道では2015年から4年間で7作作成の予定とあったのですが、予定より遅れているようです。
冒頭、揺れる小舟で招待客達が荒涼とした島に到着するシーンが好きです。そう言えば私は何故か、小舟で島に到着する場面が好きなんですね。ミステリなら『獄門島』で、金田一耕助が戦友の最後の願いを叶えるべく島に向かうシーン。最近では『燃ゆる女の肖像』で女流画家が小舟の揺れに持参したキャンバスを海中に落とすシーン。まだ見ぬ未知の世界への畏れが、なんとなく感じられるからでしょうか。
キャストでは、教師役のメイヴ・ダーモディという女優が、殺風景な孤島に一輪の花、という感じで良かったです。
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