経営が逼迫し始めたフレンチレストラン「LA MER」、その立て直しを図るべくフランスから呼ばれた天才ソムリエ佐竹城（稲垣吾郎）。
奇人である彼に振り回されながらも、その深いワイン愛、サービス精神、に心打たれ始め自身を見つめ直す従業員たち。
内容としてはよくある種類の物語だが、こちらはそれぞれの回でピックアップされた従業員ひとりひとりに、相応しいワインを城が選び、それを彼らが味わうことで心癒されていくという点が持ち味。
ワインの持つエピソードと彼らの現在とを関連づけ、救っていくという展開。
鑑賞しながら気がつけばワインの知識が増えていた。
店の入り口にあるガーゴイル像を観て、これは星護演出だと即座にわかる。
このタイプのドラマだと「王様のレストラン」が圧巻なため、つい比較してしまい、どうしてもこちらが劣ってしまった。
