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神様、もう少しだけのjunのレビュー・感想・評価

神様、もう少しだけ(1998年製作のドラマ)
3.8
CSにて再放送が開始されたので。
今から四半世紀前のドラマ。
なかなか地上波での再放送は難しいことでも知られています。
当時15歳の深キョンが主演を務め注目されるきっかけになったドラマでもあります。
改めて観返してみるとかなりセンセーショナルなストーリー展開で今だったら確実に地上波NGだろうという内容。これが当時は21時台に放送されてた辺りが時代を感じますね。

あらすじ→
女子高生の真生(まさき)はカリスマ音楽プロデューサーの石川啓吾が手掛けるアーティストのライブにどうしても行きたくてチケット代欲しさに援助交際をしてしまう。チケットを手に入れライブに参戦した帰り、偶然にも憧れのプロデューサー啓吾と出会い恋に落ちます。しかし数ヶ月後、軽い接触事故を起こし念の為に受けた病院の検査で自分がHIVに感染していると告げられる。思い当たる相手はあの援交相手の男だけで…

10代の女子高生が背負うにはあまりにも重すぎる。自業自得と言ってしまえばそれまでですが病気と闘いながらも懸命に生きる真生の姿は胸を打つものがありました。

LUNA SEAの「I for you」や工藤静香さんの挿入歌「in the sky」がとても懐かしい。仲間由紀恵さんも歌がお上手なので歌唱シーンはご本人が歌ってもよかったように思いましたが、まぁ大人の事情でしょうかね。
あとはやたらピチピチのチビTを着た加藤春彦くん、スーツにロン毛のポニーテールも時代を感じました。

内容自体は不幸の詰め合わせみたいなドラマだけど「自分を大切にして後悔しない様に今を生きて」という当時の若者へのメッセージ性に溢れたドラマだった様に思います。

現在40代になった深キョンと50代になったイケおじの金城武さんとの大人の重厚な恋愛ドラマをぜひ観てみたいですね。
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