ゆかちん

ロンドン・スパイ シーズン1のゆかちんのレビュー・感想・評価

ロンドン・スパイ シーズン1(2015年製作のドラマ)
2.8
サスペンス・スリラーとヒューマンドラマをイギリスぽい曇天の空気でまとめた作品。

5話には詰め込められなかったのか、急展開や謎というか曖昧な部分の放ったらかしとか、モヤモヤが残ったけれど笑。

最初…というか1話の前半は2人の辿り着いた純愛。(これも急展開w)
でも、あっという間に悲劇。
そして、マジで?てほど口封じのためにダニーたちに圧をかけてくる。
てか、この陰謀や隠蔽工作が怖すぎ!
HIVウィルス注入とかヤバすぎやろ…:(´ºωº`):
スコッティ殺害もやし。。。
しかも、どれも後で証拠だけみたら、そういう趣味でとか、自殺とか、筋書き通りにされるという。。
スパイの世界で怖いな。。
こないだも某国で毒もられてたし…:(´ºωº`):

ダニーが陰謀に巻き込まれていくのに、なぜなぜ?真実はどこに?となり、次へ次へと見たくなるのは良かったなぁ。

でも、肝心の「あの人たち」はなんだったのか、あの被害は誰が起こしたのか、合間のあれは?とか、ダニーたちの次の一手はどうなったのか、という、ボヤッとして終了。
余白を残したともいえる。
シーズン1てあるし。
…うーん、5年経つのをみると、続きは無いのかな〜。


でも、メインテーマとしては愛のストーリー。
ダニーとアレックスもやし、
ダニーもスコッティもやし。
スコッティとロンドン大学の学長の女性ともやし。
アレックスと実母との愛、
アレックスと育ての親との愛。

恋愛の愛だけでなく、人と人との愛というか。
男同士ではあるけど、たまたま男同士って感じかな。
それぞれの想いがね、、、。

人間関係を築けなかった人々、社会の筋から疎外された人々が、お互いを必要として繋がろうとする話というか。

そして、

「ウソ」と「真実」

ウソ…かぁ。

このドラマは色んなウソが出てくる。

全部が悪いウソでは無いとは思うけど。
うーん。ウソについて改めて考えてしまう。

スコッティの人生は辛いな〜。
でも、それも本人の意思なのか、、、。


ベン・ウィショーが主人公。
ゲイ役のときの彼は子犬感がすごいな笑
あと、人たらし笑。
英国スキャンダルもそうだけど。

古めのアパートで友達とシェアして住んでたり、身なりもゆるゆるな格好やのに、スーツ着せられたらピシッと気品を発揮するの凄い笑。

しかし、いきなり観察眼凄すぎ〜笑


アレックス役は、エドワード・ホルクロフト。
キングスマンのチャーリーだ。
…エライ違い笑

スコッティ役のジム・ブロードベント。
あれ、クラウド・アトラスでもベン・ウィショーと因縁的な役で共演してたし、パディントンもそういえば共演笑。
目が怖い時ある…きよし師匠的な笑。
なんか悲しかったなぁ。
彼には幸せになってほしかったよ。。

役者さんたちは骨太でしたね。
あと、光の使い方が印象的。

結構暗いときも多いし、全体的に暗いし重い。
でも、それもBBCぽいのかもしれない。

どなたかのブログで、実際にアレックスみたいな死に方したスパイがいたそうで。
彼も本当は…なのかな…真実は闇の中。
ゆかちん

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