むぎすけどん

あぐりのむぎすけどんのレビュー・感想・評価

あぐり(1997年製作のドラマ)
4.5
朝ドラの中で一番好きな作品。
明治、大正、昭和と激動の時代を歩いた吉行あぐりの半生を描いている。
モデルとなったあぐりは美容界のパイオニアであり放送当時は現役で活動していた。(当時90才超えてた)、娘の吉行和子は言わずとしれた大女優。さらに芥川賞作家の吉行淳之介と吉行理恵を輩出していて題材として面白い。
1話ごとに話が何展開もして、15分がとても短く感じられる。
癖の強いキャラ達がひっちゃかめっちゃかかき回す系のドタバタコメディが好きな人には特におすすめ。
はいからさんにも通じる前半の大正ロマンの雰囲気から昭和初期の文学サロンの自由闊達な様子、戦中戦後の目まぐるしく変化する時代背景が彩を与えている。
若い頃の田中美里、野村萬斎、ジュニアアイドルの吉野紗香、生田斗真、子役だった三浦春馬なども出てて今見ると新鮮に感じる。
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