ろくちゃん

ふぞろいの林檎たちⅡのろくちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ふぞろいの林檎たちⅡ(1985年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

パートⅠと比較するとショッキングな出来事が少なく平坦な物語。

一話目はすごかった。
冒頭から軍隊のような社内研修。(関西方面の中華料理チェーンでこんな研修があると聞いたことがある)
そして、柳沢慎吾演じる実の父が急逝し通夜の時に皆んなが再会する感動的なシーン。
男性陣3人は三兄弟のようで、特に時任三郎演じる岩田と実の関係性は良い。

しかし、二話以降な少々盛り上がりに欠ける。
室田日出男がめちゃくちゃ嫌な上司として出てきたり、晴江が看護師を辞めたり、小林薫が不倫したり(そういえばコレはちゃんとケジメつけたのか?)色々と事件は起こるのだが。
ヤクザ同士の喧嘩の場面など無駄な枝葉も多い。

パートⅠのリズムで10話にまとめた方が映像的にも面白かったかなと思う。
パートIIではびっくりするような編集や演出はあまりなかった。

ただ、意見の相違があったり裏切られたりしても、最終的には笑って話せるこの関係性が気持ちいい。
なにより、時任三郎の笑顔がチャーミングすぎる。