橘

リッパー・ストリート シーズン1の橘のレビュー・感想・評価

3.8
19世紀イギリスの猥雑な世界、好みです。英国紳士がたくさんで眼福。
男性はスリーピーススーツにコート着て山高帽、女性は堅気の人はハイネックのドレス、娼婦は胸元ガバっと開いたドレス。コサージュ着いた小さなお帽子に手袋も。
石畳に馬車だし、警察が帯びてるのは警棒。いつも拳銃持ってるのは米国人なジャクソンのみ。へえぇ。

ジャクソン、検死官みたいになってるけれど、医学の知識もあれば、薬学や物理学、工学の知識もありそうでかなり凄い気がする。
ベネットは暴力に躊躇がないけれど純情な紳士なので報われてほしい。攻撃しながら文字通り飛んでくる…大きく振り被りながらフレームインしてくるの頼りになります。5話沁みました。
リード警部補が、高潔そうに見せといて娘さんのことで揺れ揺れで妻以外の女性に気持ちが向くのもなかなか…奥さん大事にしてほしい。あっでもリード警部補も協力的でないロシアの高官はビッタビタにビンタしてたな。

一話完結だけれど毎回濃いです。
切り裂きジャック事件は未解決なので、事件起きるとすぐジャックに結び付けてしまう警察組織の方々が多い中でリード警部補はちゃんと一線を引いてるのはよかったです。
ベネットもジャクソンも頼りになるのでてくてく観ます…ガンガンになってるけど。ホッブズ君がもう居ないのが寂しい。
橘