MIDORI

ER緊急救命室Ⅱ<セカンド・シーズン>のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.8
貧乏医師グリーン先生と、その妻であるジェニファーがついに夢を叶えて裁判所で働くことになったと思ったら、思わぬ結末に。

ロス先生もシーズン前半のほうで「え!?」となることがありましたが、まるで映画のような復活劇を遂げて、病院のメンバーを驚かせます(笑)

スーザンは姉が捨てた姪っ子スージーを一生懸命育てる過程で情が湧き、スージーを正式に養子にしようと、仕事もプライベートも奮闘します。

ベントン先生は母の死をきっかけに理学療法士だったジェニーと不倫関係になりますが、その関係はアッサリと終わりを迎えたものの、最終話に衝撃的なことが発覚し、狼狽します。

医学生ジョン・カーターは、同じく研修で来た医学生のハーパーと良い感じになりますが、ハーパーが何故か他の人と一夜を共にして険悪になるも再び付き合い始めますが…。このシーズンは、とにかくカーターの話が多かったです。ベントン先生のチームに選ばれて外科医としての勉強を積んだり、患者の夫への対応が酷く最後に謝罪するも時すでに遅しだったり。シーズン最終話ではこれまで少々傲慢になっていた部分もあったカーターですが、本来の優しいカーターに戻り、医学部の卒業式をサボってまで、患者に付き添うあの優しいカーターに戻りました。

一番面白かった回は18話の「夜勤」。シーズン2はついてないことばかりのグリーン先生の中でも、とにかくついてない回(笑)3日連続夜勤で、ヘトヘトで家に戻り眠っていたところ、再び夜勤の呼び出し。さすがに勘弁してくれと言ったものの、ロス先生はむち打ちで患者の治療どころではなく、スーザンもスージーの育児で夜勤どころではなかったため、結局グリーン先生が診ることに。しかし、そんな日に限って、ER史上最多の患者が押し寄せ、休憩でサンドイッチを買いに行ったら、お店の前で車同士の事故が起きて、その患者の治療のために病院へ戻ります。診ても診ても減らない患者に、グリーン先生は普段はやらない診療方法で患者を診ていき、カーターも「これこそ、理想の医師の姿です」と最後は感嘆していました。

次のシーズンでたしかスーザンが降板のはずなので、目に焼き付けたいと思います。
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