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秀吉のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

秀吉(1996年製作のドラマ)
4.3
天文22年(1553年)夏、主人の金を盗まれてさすらう身となった日吉(竹中直人)は、木曽川流域に勢力を張る豪族の頭領、蜂須賀小六(大仁田厚)に気に入られ、織田信長(渡哲也)のもとに連れてこられる。うつけ(愚か者)の異名などは露ほどもうかがわせず、威風堂々たる信長の武将ぶりに感服する日吉。「猿!」とからかわれながらも、信長の深く大きな度量に触れる機会を増やし、弘治3年(1557年)冬、小者頭(こものがしら)に取り立てられる。そのころ、信長は尾張統一を果たしたのち、今川勢との一戦を覚悟していた。永禄3年(1560年)5月、今川義元は3万の大群を率い、京に向けて出陣した。信長は、わずか三千の兵力で休息中の今川軍本陣に雨中の突撃戦を敢行し、奇跡的な勝利を収める。 天下布武を目指す織田信長に憧れ、ライバルの明智光秀(村上弘明)としのぎを削りながら出世街道を秀吉は、なりふり構わずひた走る。
堺屋太一の小説を元にした大河ドラマ。
ふんどしいっちょで大根を齧りながら登場する初登場のシーンから、なりふり構わず手柄を上げ織田信長に懸命にアピールし、一目惚れしたおね(沢口靖子)にも懸命にアプローチする竹中直人流のエネルギッシュな羽柴秀吉を、対照的な明智光秀とのライバル関係、織田信長に心酔する秀吉と織田信長の主従関係を絡めて描いたエネルギーがほとばしるような大河ドラマ。
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